アメリカのトランプ大統領は3日、マイケル・フリン前補佐官（国家安全保障問題担当）の「ロシア疑惑」捜査をめぐり、連邦捜査局（FBI）の前長官に捜査中止を要請したことはないと表明しました。

　FBIのコーミー前長官は5月にトランプ大統領に解任されました。6月、コーミー前長官は上院情報委員会で、「フリン前補佐官解任の翌日に大統領に呼ばれ、前補佐官への捜査をやめるよう要請された」と証言しました。しかし、一方で、トランプ大統領の弁護士はコーミー氏の発言に疑問を呈していました。

　トランプ大統領は3日、ツイッターで、「コーミー氏にフリン氏の捜査を止めるよう頼んではいない。コーミーがまた嘘をついたことを取り上げているだけのフェイクニュースだ」と指摘しました。

　トランプ大統領はまた、コーミー氏の長年の在任やヒラリー・クリントン氏の虚偽・不実問題を巡る調査などで、FBIの評判はボロボロだ」とツイートしました。（玉華、星）