習近平国家主席は11月30日、北京の人民大会堂で、広州市の従都で行われた「2017従都国際フォーラム」に出席するため、中国を訪れた国際指導者連盟（AII）のメンバーと会談しました。

　その際、習主席は「中国の発展の道は、中国の特色を持つ社会主義の道である。これまでは、我々は『あるかないか』の問題解決に力を入れてきたが、現在は『好いか否か』の問題解決に取り組んでいる。2050年までに、中国を裕福で強く、民主的かつ文明で、調和のとれた美しい社会主義現代化の強国に建設することである」と述べました。また、「世界は一つの村で、各国は相互依存し、憂いと喜びを分かち合う関係になっている。中国は、新型国際関係や人類の共同運命共同体の構築を促していく。これは新時代に中国が追い求める目標で、世界各国が共同で努力する目標でもある」と指摘しました。

　習主席はさらに、「国際指導者連盟の旧い友人と新しい友人は世界各地から中国を訪れ、これまで各国が中国との交流と協力のために多大な努力をしてきた。皆さんが払ってきた努力を高く評価する。今後、皆さんがそれぞれの強みを生かして、中国の発展のために提言とアドバイスを出していただき、中国人民と各国人民の相互理解と友情を深めていくことを望んでいる」と強調しました。

　「従都国際フォーラム」は2014年に中国人民対外友好協会とオーストラリア中国友好交流協会により発足したものです。これには多くの国の元政府高官、著名な専門家と学者、商業界のリーダー達が招かれて参加しています。今年のフォーラムは11月28日から30日まで、「世界のガバナンスと中国の主張」をテーマに広州の従都国際会議センターで行われました。（朱　KOKUSEI）