中国最大の原子力発電大手である中国広東原子力発電グループはこのほど、中英両国の原子力発電プロジェクトが順調に進展し、中国の第3世代原子力発電技術を使った「華竜一号」がイギリスの包括的設計審査の第2段階を受け始めたことを明らかにしました。また、ヒンクリー・ポイントの原子力発電所建設プロジェクトは敷地内の建屋などの建設や冷却水循環パイプの取り付けなどの6大目標を年内に完成させる見込みだということです。

　同プロジェクトは中国のヨーロッパにおける最大規模の投資プロジェクトであり、「一帯一路」構想の枠組み内における中英協力の基盤となっています。2015年10月21日、中国広東原子力発電グループとフランス電力（EDF）はイギリスの原子力発電プロジェクトの投資協定を結び、イギリスのヒンクリー・ポイントC、サイズウェルC、ブラッドウェルBという3大原子力発電プロジェクトに投資しています。（洋、星）