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観測船「向陽紅01」南大西洋へ 全世界で調査展開

2017-11-23 16:43:44     cri    
 46回目の海洋調査であり、中国で初めて全世界にわたる海洋総合調査を進めている観測船「向陽紅01」が、現地時間の22日午後に南アフリカのケープタウンを出港しました。引き続き南大西洋の総合調査に臨みます。

 「向陽紅01」は、これまで経過した第2クールと第3クールにかけて、南大西洋の海洋地質や生態系、循環流、海水化学、マイクロプラスチックなどに関する総合調査を行いました。このうち第2クールは43日間にわたって進められ、19日に終了しており、現在は第3クールが進行中です。

 この調査段階の責任者である、国家海洋局第一海洋研究局の孫永福副所長は「現在、第2クールの観測内容を元に、中国が自主開発したボーリングマシンを使って、深海の熱水を分析している」と説明しました。

 予定では、「向陽紅01」は、12月末に第3クールを完了してチリのプンタ港に到着し、補給を済ませてから南極へ向かい、「雪龍号」と合同調査を行います。

 なお、「向陽紅01」は、8月28日に山東省の青島を出港しており、来年の5月15日、青島に帰還する予定です。全世界にわたる海洋調査と極地の調査をともに実施するのは、中国では初めてのことになります。(殷、森)

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