18日午前にチベット自治区林芝市米林県(ニンティ市メンリン県)で発生したマグニチュード6.9の地震について、現地政府が最新の情報を発表しています。それによりますと、この地震によりこれまでに6つの県と区が影響を受け、約1万2000人が被災、約2900棟の家屋が被害を受けたものの、死者は出ていないとのことです。
チベット自治区地震局チベット東南観測センターによりますと、これまでに、林芝地区では合わせて約300回の余震が発生しましたが、二次災害は起きていません。
具体的な統計によりますと、地震で影響を受けたのは、米林(メンリン)、墨脱(メトク)、察隅(ザユル)など6つの県と34の郷(鎮)で、1万2309人が被災、2992棟の家屋が被害を受けました。
現在、地元の住民約2000人が集中的に避難させられているほか、仮設の避難所49カ所が設置されています。
なお、19日は林芝地区の新年にあたる日です。これは、地域ごとの新年の風習を持つチベット自治区において、最も早く迎えられる新年でもあります。現地ではすでに住民の暮らしが保障され、社会秩序が保たれており、被災地も新年のムードに包まれています。(朱、謙)
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