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大陸部学生の米国留学熱が下火に 増加幅、過去10年で最低

2017-11-17 11:07:56     cri    

 中国大陸部の学生が最も憧れる留学先といえば、これまでずっと米国だった。最新の調査結果によると、2016-2017年に中国大陸部から米国に留学した学生は35万人を上回り、米国で学ぶ留学生全体の3割を上回り、中国は引き続き在米留学生最大の供給源となっている。一方、中国大陸部学生の増加幅は6.8%と、過去10年の最低を記録した。これは、中国において米国留学ブームがある程度減退しつつある状況を反映している。「香港経済日報(電子版)」の報道を引用して参考消息網が伝えた。

 米国国務省教育文化局と米国国際教育研究所(IIE)が13日に共同で発表した調査報告によると、米国の大学で学ぶ留学生は11年連続で増加した。2016-2017年、米国の大学で学ぶ留学生の総数は、前年比3.4%増の107万8800人に達した。留学生供給源国トップ3は順に、中国大陸部、インド、韓国で、これら3ヶ国の留学生は留学生全体の55%を占めた。このうち中国大陸部からの留学生は前年比6.8%増の35万700人で、全体の32.5%を占めた。第2位のインドからの留学生は16万4500人。だが、中国人留学生の増加幅6.8%は、2006年以降の最低水準となった。

 調査によると、留学生の間で最も人気が高い専攻学科は、エンジニアリング、ビジネス、マネジメント、数学、コンピューターなど。統計データによると、2016年から2017年に米国で学んだ留学生は、369億ドル(約4兆1700億円)の経済収入を米国にもたらし、45万以上の雇用ポストを米国に供給した。米国で留学生が最も多い州はカリフォルニア州で、留学生が最も多く学んでいる大学はニューヨーク大学だった。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年11月16日

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