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<APEC>習主席の基調演説について関係者がコメント

2017-11-11 15:17:29     cri    

 APEC=アジア太平洋経済協力会議のCEOサミットが10日、ベトナムのダナンで行われました。習近平国家主席が、「グローバル経済の転換期を捉えてアジア太平洋のさらなる発展を」と題した基調演説を行いました。

 この演説について、有識者は、中国が新たなスタートを切ったことは大変心強く、アジア太平洋地域の輝かしい未来に自信をもたらすものだと見ています。

 習主席は、「開放は進歩につながり、閉鎖は取り残される」といった考えを前提に、「行動を起こして、北京ロードマップを本格的に実行し、アジア太平洋での自由貿易圏の設立という目標へ突き進み、開放型の地域経済を目指して体制作りをしていく」と語りました。

 この言葉に対して、シンガポールの国立大学である南洋理工大学国際関係研究所のイ・ソウン・オ(Ei Sun Oh)氏は、「アジア太平洋を早期に開放するように」と主張し、「行動を起こそう」という習主席の呼びかけに賛意を示しました。

 習主席はまた、演説の中で、「科学や産業が新たな革命を迎えている。デジタル経済やシェアリングエコノミーが世界的に巻き起こり、人工知能や量子科学といった新技術が躍進している。これらを傍観するだけではいけない」と強調しました。

 これについて、マレーシアの中華総商会社会経済研究センターのCEOである李興裕氏は「イノベーションに向けて動力を、という習主席の指摘は正しい。デジタル経済やインターネット経済といった新たなスタイルが生まれ、各国間の連携はより緊密になり、相互依存度が高まって、国同士の交流も便利になっている」と語りました。

 今回は、中国共産党第19回全国代表大会が終了して、習主席が初めて国際舞台で行う演説となりました。中国の特色のある社会主義新時代の方向性や基本方針、将来像について説明すると同時に、中国の発展によりアジア太平洋地域や全世界に新たなチャンスが生まれる、といった内容が示されています。(非、森)

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