ドイツのボンで開かれている地球温暖化対策の国連の会議「COP23」で、10日、中国の代表を務める国家発展改革委員会気候局の陳志華氏が、2020年までの世界各国の気候変動対策について、別途プログラムを設けて話し合うようにと主張しました。
具体的には、2012年にカタールのドーハで採択された「京都議定書改正案」の早期実施や、2020年までの温室効果ガス排出削減目標に関する先進国の実施情況、そして発展途上国への資金や技術支援などについて話し合うべきだとのことです。
陳氏は、「決して新しい話題ではなく、未完了事項である。2020年まで残り2年あまり、時間を無駄にできない」と述べました。
今回のCOP23は、6日から17日までドイツのボンで開かれています。新たな温暖化対策となるパリ協定のルール制定に向けての交渉を来年に終了させるために、話し合いを展開しています。(ZHL、森)
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