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　習近平国家主席は10日、ベトナムのダナンで、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
　習主席は、「双方はお互いに支持しあい、総合的に協力していく。特に貿易の規模や質を引き上げ、エネルギーや投資、ハイテク、航空宇宙、インフラなどの大型プロジェクトを実行し、『一帯一路』とユーラシア経済連合との連携での実質的な成果をさらに拡大し、政府級の年間行事を計画して実行していく。また、国際問題や地域の問題で意思を疎通し、国連や上海協力機構、BRICSなど多国間の枠組みで協力を進めていく」と強調しました。
　また、習主席は「APEC・アジア太平洋経済協力会議は、この地域で最も重要な経済協力の枠組みである。中国はこの枠組みでロシアとの連携を強め、自由貿易圏を設立し、開放型経済を形成していきたい」との考えを示しました。
　これに対してプーチン大統領は、「双方は首脳間で合意に達した内容を確実に実行し、ハイレベルの往来を密接にして、経済や貿易、エネルギー、農業、インフラ、航空製造業などで協力を深め、人材や文化の交流を拡大していく」と語りました。また、「今後、国際的実務で中国との連携を強化し、APECなど多国間組織での協調を進めて、アジア太平洋で自由貿易圏の設立を進めていきたい」との意向を示しました。
習主席とプーチン大統領はこのほか、朝鮮半島の情勢などについても深く意見交換をしています。（非、森）