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<APEC>習主席、CEOサミットで基調講演

2017-11-11 09:39:20     cri    

 習近平国家主席は10日、ベトナムのダナンで、APEC=アジア太平洋経済協力会議のCEOサミットで基調講演を行いました。「時代の流れに順応し、大胆に責任を担い、アジア太平洋地域の輝かしい未来を切り開こう」と呼びかけました。

 習主席は、「世界は今、成長のエネルギー、成長のスタイル、経済のグローバル化プロセス、グローバル経済のガバナンスといった面で大きく変化している。アジア太平洋は世界最大の経済体であり、世界の経済成長を進めるエンジンでもある。われわれはグローバル経済の成長の流れを洞察し、こうした大きな変化にしっかり対応していく必要がある」と述べました。
さらに習主席は、開放型の経済を堅持して互恵共栄の実現に取り組むことや、イノベーションによる成長を求めて新たなエネルギーを掘り起こすこと、連携体制を強化してともに成長していくこと、経済成長の幅を広げてその成果を共有していくことが必要だと述べています。

 習主席は過去5年間における中国の発展の成果を説明した上で、次のように述べています。「先月、中国共産党第19回全国代表大会が開催された。今大会は、豊かな暮らしを望む国民の気持ちに焦点を当て、新しい時代における中国の特色ある社会主義の行動指針とビジョンが制定された。共産党の指導の下で、国民は新たな道を歩み始めた。これは、改革を本格的に進めて成長のエネルギーを発し続けて行く道のりである。来年は改革開放からちょうど40年の記念すべき年となる。改革の分野が広がり、実施内容も増え、また取り組みも強まっている」。習主席はこのように述べた上で、新しい発展理念を堅持し、近代的な経済体系を構築することや、「一帯一路」を推進し、貿易や投資の自由化・利便化を進め、世界的な自由貿易網を作り上げていくと主張しました。また、国民の暮らしの向上に取り組み、2020年までに現行の基準での農村部の貧困脱却目標を実現させるとのことです。そして、世界や地域の平和を維持すること、政治面では正義や道義を堅持し、経済面ではウィンウィンの原則を守ってグローバルなパートナー関係を築くとしています。お互いを尊重し、公平で正義・協力共栄といった新しい国際関係を構築すること、ともに話し合い、構築してシェアしていくなど、グローバルガバナンスの改革や形成に加わり、より公正で合理的な国際政治や経済の秩序を確立していくことが大切である、と改めて強調しました。

 習主席はまた、関係国や地域のために、中国市場の開拓の場として、来年11月に上海で第1回中国国際輸入博覧会を開催すると発表しました。(ZHL、森)

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