ロシア連邦会議（上院）の防衛・安全保障委員会の委員長を務めるボンダレフ元空軍総司令官は8日、「米国によるロシアの国防工業分野に対する制裁は、ロシアとほかの国との軍事技術協力には影響しない」としました。

　ボンダレフ委員長は「ロシアは国際市場における競争力を確保するため、兵器の性能向上に努めるが、商業的利益を国際安全保障に優先させることはない」と述べています。

　ロシアのプーチン大統領は7日「今年、ロシアの兵器輸出高は153億ドルに達する。これは極めて良い数字だ」と述べました。統計によりますと、2015年ロシアの兵器輸出高は145億ドル、2016年には150億ドルに上り、世界2位となっています。（殷、む）