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国連気候変動会議が6日、ドイツのボンで始まりました。今大会では、「パリ協定」の実施細則について討議することが予定されています。
会期中、気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)や「京都議定書」第13回締約国会議(CMP13)、「パリ協定」第一回締約国会合第2セッション(CMA1.2)などが行われます。今大会では、「パリ協定」が決めた各条項の任務について確認し、「パリ協定」の実施細則に関する交渉を2018年までに完了させることに向けた基礎を築くことを主な任務としています。
今大会の議長国は、太平洋に浮かぶ島国フィジーです。深刻な気候変動の影響を受けている発展途上国が、国連気候変動対策会議の議長国を担当するのはこれが初めてのことです。
フィジーのバイニマラマ首相は開幕式で「気候変動によって引き起こされるハリケーンや自然火災、旱魃、洪水と食糧安全などの問題は増加傾向を見せている。一刻も早く気候変動に対応していかなければならない」と強調したうえで、各国はコンセンサスを堅持し、「パリ協定」に従って果敢な行動を取るよう呼びかけました。
「パリ協定」は、気温上昇を1.5度にとどめるよう各国が努力するよう求めています。
会議に先立ち、解振華気候変動問題特別代表は、「中国の指導者による、各国との協力による気候変動への対応並びに人類の運命共同体の構築推進に関する重要な指導の精神を着実に実行に移し、この気候大会に積極的に関与することで、グローバル気候変動ガバナンスに貢献していきたい」と述べました。
会議は、17日まで開かれることが予定されています。(藍、む)
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