「中国ジャイアントパンダ繁殖技術委員会2017年国際学術総会」が7日、四川省成都で開催されました。伝えられたところによりますと、2017年10月6日現在、世界各地のパンダ飼育機関で計63頭の赤ちゃんパンダが繁殖され、そのうち58頭が生育、これにより飼育環境下にあるパンダ頭数が520頭に達したということです。

　今年の総会には、海外13ヵ国から69人の外国人専門家が参加した他、中国国内からも191人の専門家が出席しました。会議は、ジャイアントパンダ保護の現状と任務、飼育下のパンダの繁殖と野生化訓練に関する実績を総括、検討し、ジャイアントパンダの種の保護やパンダ野生化訓練と放野などの問題について討議しました。

　関係筋によりますと、今年の繁殖で生育した人工飼育環境下の赤ちゃんパンダは、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地が11頭、中国ジャイアントパンダ保護研究センターが42頭を飼育している他、フランス、アメリカ、日本、スペイン、ベルギー、ウィーンに貸与されたパンダもいずれも元気な赤ちゃんを産んでいるとのことです。（ZHL、む）