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曲龍氏、「昨日の友」郭文貴氏を刑事告訴へ

2017-11-02 14:12:00     cri    

 国外へ亡命中の指名手配犯である郭文貴容疑者の国有資産横領を告発したことから逆に投獄されたビジネスマン曲龍氏が1日、北京でメディアに対して「法的手段を通じて、郭文貴容疑者を刑事告訴すると共に、米国当局に郭氏の送還を呼びかける」と発表しました。

 曲氏と郭氏は長年パートナー関係にありましたが、ビジネス上の問題でトラブルが生じたことから、郭氏は様々な方法を用いて曲氏やその家族を脅迫した他、曲氏が犯罪にかかわったとする偽の資料を捏造するなどして、曲氏を陥れようと画策しました。

 なお、曲氏は、2010年から、郭氏が当時国家安全省次官の地位にあった馬建氏らと結託し、公権力を利用した不法な多額の金銭の略取、企業経営者を迫害することによる企業の財産の不法な略奪、また大手証券会社民族証券の不法な買収による巨額の国有資産の横領などを告発してきたことから、2011年に郭氏やその関係者らによって別件逮捕の形で拉致され、2012年4月、郭氏の指示と当時河北省政法委員会書記を務めていた張越氏の直接の指示の下、河北省承徳市囲場県裁判所で有期懲役15年と全財産没収の判決を受けました。

 2015年1月と2016年4月、馬建氏と張越氏は相次いで検挙され、その後、中国の最高裁である最高人民法院は、河北省で曲氏に関する案件の再審理を開始しました。今年9月12日、河北省高級人民法院はこの案件を再び審理し、原審の被告人である曲龍氏に無罪判決を下しました。この判決は終審判決となります。

 現在、曲氏は法的手段で郭氏の誣告行為を関係当局に刑事告訴するため、その弁護士団と共に訴訟資料の整理を行っており、訴訟を行うことで、郭氏が逮捕され、郭氏に不法に奪取された財産が償還されることを期待しているとのことです。

 また、曲氏は、「その他の法的ルートを通じて、米国の司法当局に資料を提出する。自分自身の発信によって、米国社会に郭氏の正体をはっきりと認識してもらい、郭氏が中国に送還されるよう希望する」と述べたほか、郭氏がネットで様々な特ダネを暴露していることについても、「いわゆる特ダネは全くのでっち上げだ。特ダネを発表し続ける真の目的は、彼自身の犯罪行為を覆い隠すことにある」と指摘しました。(玉華、む)

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