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参会者は国際経済ガバナンス改革のチャンスや課題を巡って討議し、国際経済ガバナンス改革がより公正かつ合理的な方向へと推進されるよう期待を寄せるとともに、グローバルガバナンスにおける連携強化の重要性を強調しました。
財政省の史耀斌次官はシンポジウムの開幕式であいさつに立ち、「中国は長期的にグローバル経済ガバナンスの改革につとめている。ただし、それは既成のものを翻すのではなく、不合理な個所や不適切な部分に対して調整をしたり、改善したりするものだ。その目的は今の国際経済の現実をより忠実に反映し、より公正かつ合理的な前提のもとで、効率と有効性を絶えず高めていくことにある」と語った後、「中国は平等、開放、協力、共有を原則とする国際ガバナンスの理念を積極提唱し、人類の運命共同体構築を推進していきたい」との考えを示しました。
また、世界銀行(WB)東アジア・大洋州地域総局のビクトリア・クワクワ副総裁は「世界銀行も改革を進めている。将来的にはより包摂性をもつようになるだろう」と語りました。
このほか、欧州連合(EU)のハンス・ディートマール・シュヴァイスグート中国駐在大使は席上、「世界銀行や国際通貨基金(IMF)を含む国際金融機構は、グローバル経済ガバナンスの中で、今後も相変わらず重要な役割を果たすが、なお多くの面での改革が必要だ。それと同時に、G20 というメカニズムを通じて、新興国家が先進国家と同様に発信できるようするようにしていかなければならない」との考えを示しました。(非、む)
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