国連安全保障理事会は21日、声明を発表し、20日にエジプト西部の砂漠地帯で起きたテロ襲撃を非難しました。

　安保理加盟国は声明を通じて、遺族とエジプト政府に慰問の意を伝え、負傷者の早期回復を望みました。

　安保理は「テロ襲撃を実施・手配・援助・支持するものを必ず法に基づいて処罰する。すべての国々が国際法と安保理の関連決議に定められた義務を履行し、エジプト政府と協力するよう」呼びかけました。

　安保理はまた「いかなるテロ襲撃も犯罪行為である。全力を挙げてテロが国際平和と安全に与える脅威を止めるべきだ」と改めて強調しました。

　エジプト内務省は同日、「警察は20日、西部の砂漠地帯で過激派組織に襲撃され、16人が死亡、13人が負傷、1人が行方不明になった」と発表しています。（殷、星）