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世銀総裁「中国の貧困撲滅は史上最も偉大な出来事の一つ」

2017-10-17 10:21:17     cri    

湖南省の桂東県起業パークで、新たに就職した貧困世帯出身者が、就業に先立って技術研修を受けている様子。(撮影:郭蘭勝)

 国際通貨基金(IMF)と世界銀行が年次総会シーズンを迎える中、世銀の金墉(ジム・ヨン・キム)総裁はメディアに対し、「中国の貧困撲滅の取り組みは人類の歴史の中で最も偉大な出来事の一つだ。目下、中国経済の発展状況は安定し、中国は高度成長モデルから質の高い成長モデルへと移行する道を安定的に前進している」と述べた。

 金総裁は、「グローバル経済の成長は数年の停滞期の後、再び加速し始め、グローバル貿易も回復し始めた。だがグローバル投資はなお力不足で、保護主義の波、政策の不確定性、潜在的な金融市場の変動リスクが弱々しい復興プロセスを中断する可能性が今なおある。世界各国は経済の柔軟性を強化して、気候変動、自然災害、飢餓、疾病などを含む課題に対応しなければならない」と指摘した。

 金総裁は中国の貧困撲滅の取り組みの成果について、「中国の改革開放が持続的に深化・発展するのにともない、中国経済と世界経済の融合レベルがますます高まった。中国はこれまで約8億人が貧困から脱却するのを支援した。世界の極端な貧困人口は40%から10%に減少し、それへの寄与の多くの部分を中国が占める。世銀もこれまでずっと中国の貧困撲滅の経験に学ぼうと努力してきた。中国の貧困撲滅に向けた努力には歴史的な意義がある」と述べた。

 金総裁は記者会見の席で、まもなく開催される中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)への期待を示し、「中国が高度成長から質の高い成長へと移行する様子を見て、世銀は非常に勇気づけられたと感じている。今年の中国経済は引き続き安定成長を維持すると予想する。すべての人と同じく、第19回党大会の成果に期待している」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年10月16日

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