韓国政府は21日、「国連児童基金（UNICEF）と国連世界食糧計画（WFP）を通じて、朝鮮に800万ドルにあたる人道援助を提供する」と発表しました。

　この日、韓国の趙明均（チョ・ミョンギュン）統一相の主宰による韓朝交流協力促進協議会で、朝鮮への援助提供案が審議、採択されました。今回の人道援助は物資援助の形で行われ、女性と児童の医療や健康状況の改善が目的で、援助物資には保健や医療、栄養品などが含まれているということです。

　会議で、朝鮮人への人道援助と政治要素を区別してみる必要があることで共通認識に達しました。韓国政府はこれを踏まえて、ユニセフと世界食糧計画を通じて朝鮮への援助提供案を採択しました。一方、韓国統一省は同時に、援助実施の具体的な時間と規模については、韓朝関係などを十分に考慮した上で決定すると明らかにしました。（朱）