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中国の作家・天下霸唱の作品がグラスレス3D舞台劇化

2017-09-22 09:38:02     cri    

 この夏、中国の作家・天下霸唱の「河神」、「鬼吹灯之黄皮子墳」などのネット配信ドラマ作品が夏休みに一挙公開され、話題となった。現在、天下霸唱は中国における新劇「話劇」の分野に進出し、天下霸唱の初舞台劇作品である、大型マルチメディアサスペンス探険舞台劇「摸金◆(◆は王へんに決のつくり)」が29日と30日に上海大寧劇場に登場する。新聞晨報が伝えた。

 同作品は、「鬼吹灯」の続編である新作「摸金◆之鬼門天師」を改編した舞台劇。去年10月に行われた中国第2回著作権協力・交易大会で、出版前にもかかわらず映画リメイク権が4000万元(約6億8千万円)の高値で取引された。

 初の舞台劇作品として、どのように小説で描かれている膨大なストーリーをまとめ上げ、そのスリリングなシーンや変化に富み、身近とは言えない「墓荒らし」という要素を限られた時間内で凝縮させるかが、今回の改編において最大の挑戦となった。そのため制作チームは舞台空間をうまく活用し、墓荒らしのテーマにふさわしい「6次元空間」を作り出した。この空間の主体は、一見なんの変哲もない壁2枚だ。しかしそこにはいくつもの仕掛けや開閉可能な扉や窓が隠されており、多数の次元が違和感なく入り組んでいる。グラスレス3D及び最先端のマルチメディア技術により、2枚の壁は様々な変化を見せる。2枚の壁と交互に散りばめられた複数の布幕を組み合わせることで、100シーン以上の背景を作りだし、古い墓の美しさと険しさを表現しているという。

 さらに見どころとなるのは、舞台劇に登場する48人の役を7人の俳優で演じている点だ。原作の神秘的な雰囲気や重厚な文化をベースに、人物をより立体的に、ストーリーにより膨らみをもたせている。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年9月21日

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