第14回世界華商大会は16日、ミャンマーの首都ヤンゴンで開幕しました。国内外からの中国人企業家約2000人余りが一堂に会し、発展の計画を巡って話し合いました。

　今大会は「ミャンマー経済の開放、歴史的新紀元の開拓」をテーマとし、大会の場を通してミャンマーと中国人企業家のネットワークを構築することを趣旨としています。

　開幕式では、国務院華僑事務弁公室の副主任でもある中国海外交流協会の許又声副会長は、全国政治協商会議の兪正声主席の祝賀メッセージを代読しました。

　兪主席はメッセージの中で、「中国人企業家たちがチャンスをつかみ取り、自らの優位性を生かし、互恵協力を通して自らの事業のさらなる発展を実現させるべきだ。中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現、そして中国の人々と世界各国の人々との理解と友情の増進に新たな貢献をするよう望んでいる」と期待を寄せました。

　ミャンマーのウ・ミン・スイ副大統領は挨拶の中で、「世界華商大会のミャンマーでの開催は、ミャンマーと中国の関係発展にプラスとなるだけでなく、中国人企業家によるミャンマーへの投資にチャンスを与えるだろう。ミャンマーは工業や建築、農業、牧畜などの分野において多くのビジネスチャンスがあり、今大会が双方の互恵協力のきっかけとなることを期待している」と述べました。

　世界華商大会は1991年8月にシンガポール中国総商会の発起により創設され、これまでシンガポールやカナダ、オーストラリア、日本、韓国、及び中国の香港と南京などで13回開かれました。（洋、Kokusei）