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米国、カナダ、メキシコの交渉代表は20日、5日間にわたる交渉の末、ワシントンでの北米自由貿易協定更新に関する交渉の第一回ラウンドを終了しました。
今回の交渉について、関係者は「意見の食い違いが大きく、議題も多い。今後の交渉任務も非常に困難で、見通しが立たない」と分析しています。
交渉終了後に発表された共同声明によりますと、三者はきわめてテンポの速い交渉日程を設定しており、第二ラウンドの交渉は9月1日から5日までにメキシコで、第三ラウンドの交渉は9月末にカナダで、第四ラウンドの交渉は10月に再び米国での開催をそれぞれ予定しているということで、その後の交渉日程に関しても現在討議中であるとしています。
こうした多国間貿易の場では珍しいスピード感をもった貿易交渉について、関係者は「政治的要素が一定の影響を及ぼしている。来年大統領選および議会の中間選挙があるメキシコと米国が来年初頭の交渉終了を希望している」と分析しています。
なお、第一ラウンド交渉に関する具体的内容については、交渉中なんら情報が公開されなかった他、交渉終了後も三者による記者会見は開かれず、カナダやメキシコの代表も何らコメントを残さぬまま帰国の途につきました。(非、む)
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