各地で夏休みを迎える7月、複数の地域が高温に見舞われたことを受け、国内外のたくさんの観光客が避暑のためにチベット族居住地区を訪れています。中でも、チベット族が集中して居住する甘粛省南部はここ数日、押し寄せる観光客で溢れています。

　今夏に入り、たくさんの地域が30～40度の高温を記録する中、甘粛省南部のチベット族地区は最高気温がわずか二十数度、さらに朝と夜には長袖長ズボンの用意が必要とあって、観光客から避暑地としての注目を集めました。

　統計では、今年の1月から5月にかけて、甘粛省南部では昨年を21.27％上回る国内外からの観光客延べおよそ328万人を迎え、総合観光収入でも昨年を24.8％上回る15億元を実現しました。

　甘粛省政府によりますと、6月から9月には、現地で民族服装展、美食祭などの現地色あふれるイベントが催され、訪れる観光客は現地の暮らしに触れる旅を楽しむことができるとのことです。（玉、む）