国際通貨基金（IMF）、世界銀行および世界貿易機関（WTO）は6日、20カ国・地域（G20）の首脳に対し、貿易一体化を推進する措置を講じてグローバル経済の成長を促すよう呼びかけました。

　IMFのラガルド専務理事、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁、WTOのロベルト・アゼベド事務局長はこの日、共同声明を発表し、「G20の首脳らは貿易一体化をさらに深める措置を講じるべきだ。各国はそれに改革政策をマッチングさせることで、国民の所得を増やすことができ、グローバル経済の成長も推し進めることができる」と示しました。

　声明はまた、「各国は貿易上の障壁を取り除き、貿易活動に不利な補助金やその他保護措置を減らしていくべきだ」と指摘した上で、「雇用や研修機会の提供、就職支援、技術研修の支援などを含む、貿易と技術の影響を受ける従業員とコミュニティーに対する支援を強めるべきだ」としています。（RYU、謙）