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夏季ダボス会議、包摂的成長の実現に向けて議論

2017-06-29 13:21:53     cri    

 中国の大連で開かれている夏季ダボス会議は、「第四次工業革命で包摂的成長を実現する」をテーマにしています。28日、参加者らは発展の成果を一部の人が恩恵として受けられるだけではなく、いかにしてより多くの人がその成果を享受できるようにすべきかについて討論を行いました。

 「包摂的成長」という言葉は、アジア開発銀行が2007年に初めて提示したものです。ここ数年、この言葉は頻繁に中国政府が打ち出した国内外の様々な政策及び世界に向けた発展観に登場します。包摂的成長は今、すでに世界の大多数の国の共通認識となっています。

 これについて、中国の先進的なクラウドコンピューティングとビッグデータサービスを提供する浪潮グループ代表取締役の孫丕恕氏は、「包摂的成長は機会の均等化を提唱している。また、経済成長の成果を公平的かつ合理的に享受できることを求めると同時に、社会と経済の協調的で持続的な発展が必要である」との考えを示しました。

 また、中国貧困扶助基金会の王行最執行副会長は「包摂的成長は市場経済の下で経済を発展させると同時に、公平性の問題を考慮すべきである。すなわち、弱者層の利益を確保しなければならない」と指摘しました。

 今回の夏季ダボス会議の開幕式で挨拶した李克強首相は、「雇用は包摂的成長の基礎である。雇用機会が不十分なら包摂的な成長を遂げることはありえない」と述べていました。

 このほか、インドSAGE社の代表取締役は「雇用は包摂的成長にとって、どれほど重要であるかを実感している。包摂的な成長は今のインドにとっても大きな課題だ。雇用機会の創出が、この問題を解決するカギである」と強調しました。(非  星)

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