会員登録

雲南省迪慶、電子商取引を積極的に導入

2017-06-22 16:32:42     cri    

 電子商取引が急速に発展している中国では、東部と西部で地域差があるのが現状です。やや立ち遅れている西部地区にありながら、雲南省のデチェン(迪慶)・チベット族自治州はここ数年、電子商取引を積極的に導入しています。

 シャングリラ市で唯一、バイオ産業に取り組む国有企業であるシャングリラ森吉尼達バイオ資源開発有限会社は、設立当初からインターネットを意識した経営を続けてきました。安翁副社長の話によると、同社は主にシャングリラで採れた農産物などの加工や販売を行っており、地元では最初で、その上唯一の、「製品追跡システム」を導入した会社となります。全ての製品にQRコードが貼られており、スマホなどで読み取れば農産物の成長の環境や家禽などの飼育・養殖期間、検疫のプロセスなどを調べることができ、質が確保されているということです。

 現在、同自治州で電子商取引を行っている企業は80社余りで、ネットショップを開設した会社は400社以上に上ります。また、宅配などの物流業者は50社を超えます。去年、マツタケやマカ、ヤクの肉、蜂蜜を主とする農産物およびセメントを主とする工業製品のオンライン取引総額は1億元(約16億円)を上回りました。

 今後の目標について、同自治州商務局の史定雄副局長は「電子商取引に取り組む企業を政策面で支援すると同時に、電子商取引を貧困撲滅事業と結び付け、地元住民が電子商取引の恩恵を受け、豊かになるよう努力していく」と述べています。(鵬、星)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS