韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は18日、国連高官を務めた康京和（カン・ギョンファ）氏を外相に任命しました。韓国で女性が外相に任命されるのは今回が初めてのことです。

　康外相は1955年に生まれ、国連に長く勤務し、事務総長特別顧問をはじめ、人道主義事務を担当する事務総長特別補佐官、人道問題調整事務所事務次長補などを歴任しました。また、国連勤務前には韓国で外交通商部国際機構局長を務めていました。

　韓国メディアの報道によりますと、文大統領は18日、任命書授与に際し、「米韓首脳会談や20カ国・地域（G20）首脳会議など、重要な外交事務が迫っているため、外相を空席にしておけない」と述べ、康外相に対して、実際の行動を以て自らの価値を示すよう求めたとしています。（RYU、む）