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米ソーシャルメディア大手のフェイスブックはこのほど、「ソーシャルメディアはテロリストが発言するプラットフォームであるべきではない」とし、フェイスブックが如何にして新技術、対策チームおよび対外協力を通じてテロ活動目的の利用を排除するかについての対策を発表しました。
ここ数年、テロ襲撃が世界各地で頻繁に発生していることを受け、セキュリティー専門家や民間団体が、一部の幅広い影響力を持つソーシャルメディアが、テロリストによる宣伝と人員募集に利用されているとの批判を行っており、その中には世界で20億人のユーザーを有するフェイスブックも含まれます。
こうした疑念に対し、フェイスブック社のグローバルポリシー管理責任者であるモニカ・ビカート氏と、対テロポリシー担当マネージャーのブライアン・フィッシュマン氏は、オフィシャルサイト上で「フェイスブックでは、テロリストやテロリズムを支持するコンテンツが発見された際には、すぐにそれを排除するようにしている」とコメントしています。
関係筋によりますと、フェイスブックは最近、画像認識技術や言語認識などのAI(人工知能)技術を利用し、プラットフォーム上でのテロリズム関連コンテンツの識別をはじめています。また、現在は主としてイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)、またそれらの傘下組織などに関連する内容を特定・削除していますが、今後、他の過激派組織もその対象に加えていくということです。
さらに、フェイスブックはより多くの監視人員を投入し、この分野において来年まで新たに3000人の増員を決めたほか、テロ取締りの研究者、元検察官、元法執行機関職員などからなる150人余りの反テロとセキュリティー専門家を常駐させており、使用される言語もおよそ30種類に上るということです。(Yan、む)
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