ムーディーズは「今後、中国経済の成長は持続的に減速していく」とみていますが、財政省は「今年第一四半期の国民総生産(GDP)は6.9%伸び、前年の同じ時期と比べ0.2ポイントの成長を遂げた。主な経済指標の成長は予測よりよい。これは供給側構造改革の効果が絶えず現れていることを示している。中国経済は安定した、比較的な速い成長の継続が見込まれている」としました。
ムーディーズは、また「中国政府の直接的な債務負担は2018年までに国内総生産(GDP)比40%へと徐々に上昇し、2020年末までに45%へ近づくと予測している」と発表しました。これについて、財政省は、「2016年、中国の債務負担のGDP比は36.7%だった。欧州連合(EU)の60%という警戒線よりはるかに低かく、主な市場経済国や新興市場国のレベルをも下回っている。リスクのコントロールは可能である。2018年~2020年にかけて、中国の債務負担のGDP比は2016年と余り変わらないとの見込みだ」と指摘しました。(藍、keiko)
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