第40回南極条約協議国会議が23日北京で開幕しました。張高麗副首相が開幕式に出席し挨拶をしました。

　張副首相は、「中国は南極の整備と発展を高く重視している。南極における国際的な整備の重要な参加者であり、科学探索における有力な推進者であり、環境保護の積極的な実践者でもある」と示した上で、「中国は『南極条約』への加入以来、その主旨と原則、国際社会全体の利益を固く守り、与えられた権利と義務を積極的に履行し、南極事業の発展を穏やかに推進して、人類の認識、保護と利用のために自らの智恵と力を貢献してきた」と述べました。張副首相はさらに、五つの提案を提出しました。

1． 平和的なやり方で南極を利用し、政治的相互信頼と責任分担を強化すること。

2． 『南極条約』のシステムを堅持し、南極条約協議国会議の決定と協調の役割を十分に発揮していくこと。

3． 平等な協議、互恵共栄の理念を堅持し、南極に関する協力分野と範囲を拡大し、国際協力の長期化、安定化、メカニズム化を促進していくこと。

4． 南極の科学的調査の自由を堅持し、南極の変化と発展のルールへの認識を強化していくこと。

5． 南極の自然環境を積極的に守り、保護と利用の合理的なバランスを把握し、生態バランスを維持し、南極の持続的な発展を実現していくこと。

（雲莎、謙）