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国家衛計委主任、WHAでの台湾問題にコメント

2017-05-22 15:00:09     cri    

 第70回世界保健機関の年次総会(WHA)が22日から31日までにジュネーヴで開催されるにあたり、現地時間21日午後、中国政府代表団団長である国家衛生と計画生育委員会の李斌主任はスイスのジュネーヴで記者会見を開き、中国代表団の主な活動及び中国政府が医療分野で展開している国際協力と交流について紹介、また、今年の年次総会における台湾問題についてコメントを行いました。

 李主任は、台湾地域が国際組織の活動に参加する際には、『1つの中国』原則を順守しなければならないとしたうえで、「2009年から2016年の間、中国の中央政府は8年続けて台湾地域が「中華台北」の呼称を用いてオブザーバーの身分でWHAに参加することに同意したが、これは『1つの中国』原則を前提とし、両岸申し合わせの上で行った特殊な対応だった。台湾地域で民主進歩党が政権与党となって以降、台湾当局は両岸がともに一つの中国に帰属することを認めず、両岸関係の政治的基礎を損ない、両岸の連絡と接触のメカニズムも沙汰やみになってしまった。その為、台湾地域がWHAに参加する政治的基礎はすでに存在しない。今回のことに関しては、民進党当局自らが台湾地域のWHA参加に障害を設けてしまったにすぎない」と述べました。

 さらに、李主任は「中国の中央政府は終始台湾同胞の健康福祉を重視しており、『1つの中国』原則に合致するものという前提の下で、台湾地域のグローバル衛生事業への参加に適切な調整を行ってきた。台湾地域の医療と公衆衛生の専門家は、世界保健機関(WHO)による関連技術イベントに参加することができ、また必要に応じてWHOがスタッフと専門家を台湾地域に派遣、医療環境や疾病の流行情況を視察、若しくは台湾地域に医療や公衆衛生に関する技術援助を提供することもできる。それと同時に、台湾地域はWHOが公表している国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態情報なども取得可能であり、いわゆる『台湾民衆の健康福祉への影響』や『感染症拡大防止対策の欠陥』の問題ははなから存在しない」と強調しました。(雲莎、む)

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