国家発展改革委員会の李朴民事務局長は5日、記者に対して、「革新駆動発展戦略と大衆創業・万衆創新（大衆の起業・万民のイノベーション)に関する政策と措置を発効するのに伴い、起業とイノベーションは、経済の安定的な成長、経済構造の転換、雇用増加などへ有益であることが明らかになっている」と述べました。

　李事務局長によりますと、起業とイノベーションによる経済効果は3つあるということです。1つ目は、今年の第1四半期、全国で新しく登録された企業数は125万5000社で、平均して1日当たり1万4000社が増えています。2つ目は起業とイノベーションのモデルの数が急速に伸びており、手本になる経験が生み出されました。国内の起業を支える「衆創空間」の数は4200社に上り、この仕組みを利用した企業は12万社に達し、融資は55億元を超えています。3つ目は、国家の新規産業の創業投資を奨励する基金の資本が760億元になり、企業、大学、民間の創業度合の指数は200から350まで上がっています。今年第1四半期戦略的新規産業、ハイテク産業の増加値はそれぞれ去年同期と比べて10.3%と13.4%となり、いずれも規模を上回る工業増加値となっています。（任春生、星）