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中国製ハイエンド・ドローン、ラテンアメリカに進出

2017-05-01 14:47:36     cri    


大華社製ドローンを手にするサンパウロのジョアン・ドーリア市長

 ブラジルのサンパウロ市はこのほど、警察の緊急対応能力強化のため、中国の大華(ダーファ)社製ハイエンド・ドローン(航空無人機)および車載・モバイル型の監視・防犯システムを導入することを正式に発表しました。中国ブランドのドローンがブラジルの行政当局に納入されたのは、今回が初めてのことで、同産業がラテンアメリカ市場進出における、重要な一歩を踏み出したことになります。

 関係筋によりますと、今回、大華社がラテンアメリカ市場向けに出したドローンには、インテリジェント追跡システム、顔認識システム、視野制御(PTZ)など多くの最先端技術が盛り込まれています。サンパウロのジョアン・ドーリア市長はこれを受け、「危険な状況が発生しやすい、人の密集する場所で、ドローンは警察当局の緊急時の対応能力を効果的に高めることができる」とした上で、「中国製品と技術を導入することで、公共管理の効率を高め、デジタル都市を作っていけると確信している」と述べました。


サンパウロ市役所ビル前でテスト飛行する中国大華社製ドローン

 なお、大華社のブラジル子会社の呉英傑総経理によりますと、このほどサンパウロで開かれた国際防犯設備展でも、多くの引き合いがあり、協力の意向を明確にしたクライアントも多数あったということです。

 2016年のリオデジャネイロ・オリンピック期間中、中国製の地下鉄、エアコン、防犯カメラ、LEDスクリーンなどの高性能・高価格帯製品がラテンアメリカの市民の目に触れ、現地の人々の中国製品のイメージを変えました。コンシューマ向けドローンのトップメーカー・DJIに代表される中国ブランドが、ブラジル市場における中国製ドローンの認知度を高め、それにけん引される形で、大華社の製品をはじめとする中国のハイエンド・ドローンの認知度も高まりつつあります。(Yan、謙)

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