劉副首相は「国際情勢と地域情勢が複雑かつ重大な変化を起こしているなかで、中国・イラン関係は安定した発展トレンドを保っており、重要なタイミングや重大な問題について互いに支え合う関係を保てている。昨年1月には習近平主席がイランを公式訪問し、イランの首脳と両国関係の発展戦略を策定することができた。今回の訪問の目的は、習主席訪問の成果を全面的に実行段階に移行させ、両国の全面的戦略パートナー関係をさらに推進することにある」と述べました。

　一方で、サッタリ副大統領は「イランが困難な時に中国が与えてくれた支援を忘れることはなく、中国との関係を外交政策の最優先項目にすえている。イラン政府は中国政府との間において、経済貿易、エネルギー、科学技術、教育など各分野における協力事業を一層推進し、人材と文化交流を密にし、『一帯一路』建設推進を加速していきたい」と述べました。

　会談後、劉副首相とサッタリ副大統領は、両国の科学技術、文化、芸術などの分野における協力文書の調印式に立ち会いました。（殷、む）