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韓国「セウォル号」の陸揚げ作業が完了

2017-04-10 11:28:51     cri    

 2014年4月に沈没した韓国の旅客船「セウォル号」の船体が9日、韓国南西部の全羅南道(チョルラナムド)の港に陸揚げされました。これにより、引き揚げを行っていた中国交通運輸省管轄の上海サルベージ局による作業が完了しました。

 上海サルベージ局によりますと、作業には最大積載量2万1600トンの8列に並んだタイヤ付き運搬装置が用いられ、船体を安定させた後、油圧ジャッキで木浦(モッポ)新港に引き揚げたということです。

 船体が洋上に上がってから陸揚げされるまでの間に、作業員たちは油の除去や、排水、土砂の排出などの作業を行い、取り除かれた泥水の量は合わせて700立方メートルを超えました。

 上海サルベージ局の責任者である蒋岩氏は、「今後は韓国海洋水産省の要望に応じて、韓国と共におよそ1か月かけて作業海域を捜索し、遭難者の遺体の有無を確認する」としました。

 476人を乗せた旅客船「セウォル号」は2014年4月16日に、韓国南西部の珍島(チンド)沖で沈没しました。生存者は172人で、犠牲者は295人に上り、9人が行方不明となっています。(殷、謙)

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