4日から6日にかけて、習近平国家主席によるフィンランド公式訪問が行われます。双方はこのタイミングに合わせて共同コミュニケを発表し、相互尊重と平等互恵が二国間協力の確固たる基礎であることに合意しました。さらに、「互いの主権を尊重し、領土保全を守る上で、協力を進め、互いの核心的利益に関心を寄せ、相互理解と政治的な信頼関係を増進させながら、両国関係の安定的かつ持続可能な発展を図っていく」としました。

　コミュニケはまた、「中国とフィンランドの未来志向の新しい協力パートナーシップは中国とEUの全面的戦略パートナーシップを補うものである」と明らかにし、それを基に中国とEUの平和、成長、改革、文明という4つのパートナーシップを構築し、「中国・EU協力2020戦略アジェンダ」の実施を推し進め、中国・EU投資協定交渉、および中国とEUの人的往来や移民分野での対話プロセスを推し進めていくことを示しました。また、条件が整った上での中国・EU自由貿易協定の実行可能性について検討するとともに、双方のハイテク貿易協力に取り組んでいくことなどが明らかにされました。（Lin、謙）