中国赤十字基金会と中国海外港口ホールディングカンパニー（中国港控）の共同支援によって建設される「中国・パキスタン博愛医療救急センター」の建築資材が26日、パキスタン南部のグワダル港に到着しました。建物は5月1日までに完成する予定です。

　中国・パキスタン博愛医療救急センターは敷地面積500平方メートルで、基本診療と救急医療、看護、簡易手術などのための機能を備えています。建物は世界先進レベルの軽量型鋼構造で、中国国内で完成させたモジュールをグワダル港まで運び、現地で組み立てを行います。

　この医療救急センターの建設は、赤十字による「一帯一路」との連結プロジェクトである「中国・パキスタン救急回廊建設」の第一歩です。「中国・パキスタン救急回廊」は、先月20日に設立された「シルクロード博愛基金」の重点プロジェクトの一つとなっています。（ヒガシ、謙）