オーストラリアのターンブル首相は、「李首相の訪問は両国関係の発展にとって重要だ。双方が過去45年間で収めてきた成果を振り返り、未来の発展を計画できる。我々はこれまで、全面的な戦略パートナー関係を大きく発展させ、両国国民に利益をもたらしてきた。今後は、自由貿易協定（FTA）の実施を後押しし、貿易を拡大させて、政府、ビジネス、人文といった各分野での交流を深めていく方針だ」と示しました。

　オーストラリア国立大学のピーター・ドライスデール教授は、「両指導者による交流の広さと深さが印象的だった。特に、経済の自由化を提唱し、反グローバル主義と貿易保護主義に反対する面で双方は共通利益を持っており、立場が一致している」と評価しました。

　また、シドニーで情報・通信業を営み、2年前に中国市場に進出した経緯を持つリー・フェザビー氏は、「オーストラリアの未来には中国が深く関わっている。双方には意見の不一致もあるが、自由貿易協定などの分野で成功を収めている。両国関係は発展を続けており、中国は今後も長い間、オーストラリアに大きく影響を与えるだろう」と予測しています。（殷、謙）