太平洋津波警戒・減災システムのための政府間調整グループ（ICG/PTWS）の、南中国海海域作業グループ会議がこのほど上海で開かれました。会議では、「南中国海海域の津波警報センターを2017年末から運用開始することを、同グループの第27回加盟国大会で批准する」提案などについて話し合われました。

　会議に参加した南海周辺の各加盟国は、データ共有の強化や南中国海海域の地震・津波観測ネットワークの構築を通じて、同海域の津波警報と減災システムをサポートすることで合意しました。会議ではまた、南中国海海域における震災発生時の水位データ共有プラットフォームを中国が設立し、各加盟国にデータを提供することが決定しました。（殷、謙）