韓国国防省は同日、「THAADの一部の部品が6日夜、ソウルから南に約70キロの所にある烏山（オサン）米空軍基地を経由して、韓国駐在米軍のある基地に運び込まれた」と明らかにしました。

　韓国国防省の関係者は、メディアの電話取材を受けた際、THAAD配備の作業が正式にスタートすることを否定し、その後のスケジュールを明らかにしませんでした。一方で、韓国駐在米軍司令部の関係者は、「部品が運ばれたことは、配備作業のスタートと見なしても良い」と話しています。

　韓国のメディアによりますと、今回運び込まれた部品には2基の発射台が含まれており、そのほかの部品は今後1、2カ月の間に韓国に運ばれるということです。THAADは関連手続きを終えた後で星州ゴルフ場に配備され、早ければ今年の4月に稼動を開始する見込みです。（任春生、謙）