米国のマーケティングリサーチ会社エーシーニールセン(ACNielsen)が21日発表した調査結果によりますと、中国の消費者信頼感指数は、2016年の1月から9月まで安定を保ち続け、2016年第4四半期には明らかな上昇をみせ、第3四半期の106ポイントから108ポイントに上がり、安定を保ちながら好調をみせており、2016年の各四半期に消費者信頼感指数が105-108ポイントの間にあることから、中国の消費者は過去一年間に市場を楽観視していることが分かりました。
ACニールセン社の消費者信頼感指数は、雇用の見通し、個人財務、消費意欲に対する信頼感を示すもので、100ポイント以上は積極的、以下は消極的だとされます。
中国消費者が雇用の見通しを楽観視していることから、去年第4四半期の消費者信頼感指数の向上を導いたとみられます。データーによりますと、雇用の見通しは、第3四半期の60ポイントから第4四半期の64ポイントに、個人の消費意欲も53ポイントから54ポイントに小幅な上昇を見せ、個人の経済状況の見通しは、第3四半期と同様の62ポイントとなっています。
これについてACニールセン中国地域の韋邵総裁は「近年、中国経済の成長が緩んでいるものの、消費者の信頼感がここ数年強い安定感をたもっている。住民の収入が増加し、失業率が低い水準を保ち続けている中、中国の消費者は未来を楽観視している」と分析しています。(Mou)
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