計画では、2020年末までに都市部の施設建設地区の汚水回収・処理率を100％、県都では85％以上、中東部地域では90％、鎮では70％、中西部地域では50％とすることを目標としています。中でも、北京・天津・河北地域、長江デルタ地区、珠江デルタ地区などの区域では期限よりも1年早く達成させるとしています。

　また、都市部と県都での水資源の再利用率をさらに高めて、北京・天津・河北地域では30％以上、水不足の都市でも20％以上、その他の地域では15％を目標としています。

　計画では第13次5カ年計画の期間中、下水管を12万5900キロメートル増設するほか、老朽化した下水管2万7700キロメートルの改修、合流式下水道管2万8800キロメートルの改修を行い、増築する汚水処理施設の処理規模は1日あたり5022万立方メートルになります。全国で統一された都市部排水システムと汚水処理監督管理システムが構築されるということです。（殷、謙）