外務省の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、「中国はスロバキアに対し、申し合わせを確実に守り、効果的措置を講じて、同国大統領のダライ・ラマ14世との会見による悪影響を解消するよう求める」と述べました。
関係報道によりますと、19日、スロバキアのライチャーク外相が林琳駐スロバキア中国大使との会談後、「キスカ大統領がこのほど、ダライ・ラマ14世と会見したが、これが二国間関係にひびを入れることになった」と発言していました。
華春瑩報道官はこれに対して、「中国はライチャーク外相が中国に対し、『一つの中国』の政策を堅持し、チベットが中国の不可分の領土であると強調したことを承知している。中国としては、スロバキア側が申し合わせを確実に守り、中国の核心的利益と重要な関心事項を尊重し、会見がもたらした悪影響を解消し、両国関係がいち早く健全かつ安定した発展の流れに戻れるよう効果的措置を講じてほしい」と述べました。(Yan、む)
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