国連安保理は25日午前、緊急会議を開き、シリア北部都市アレッポで最近、軍事衝突がエスカレートしていることについて討議しました。

　緊急会議は現地時間25日午前11時頃、ニューヨークの国連本部で開かれ、国連事務総長シリア特使のデミストゥラ氏がアレッポでの軍事衝突がエスカレートしていることを紹介し、これによって国連の人道主義援助と地元住民の生活に不利益がもたらされているとしました。

　また、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長は24日、声明を発表し、アレッポの情勢について驚きを感じるとともに、アレッポは「シリア衝突が始まって以来、持続時間が最も長く、最も集中的な空爆にさらされている」と述べました。（ヒガシ keiko）