中国電子商取引大手企業アリババグループの馬雲会長は11日、広西チワン族自治区南寧市で開かれた第13回中国・ASEAN博覧会に参加した際、「中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）は世界で人口が最も多い経済連盟だ。ASEANは世界で経済的チャンスに恵まれている地域だ。アリババはASEAN諸国への投資を拡大したい」と話しました。

　博覧会開催期間中、中国・ASEAN電子商取引サミットが行われます。中国とASEAN諸国の政府要人、電子商取引企業の代表、専門家らがサミットに出席し、中国・ASEAN電子商取引市場の青写真を描くことになっています。

　中国・ASEAN自由貿易区の協力レベルアップや、「一帯一路」構想の実施促進という背景の下で、中国のインターネットプラス計画は早く実施され、電子商取引企業は東南アジア市場への進出を速め、ASEAN電子商取引ネットワークの構築に力を入れています。

　アリババグループの余湧副総裁は「中国とASEANの貿易を促進するため、アリババは新しい対外貿易システムを作っている。アリババのプラットフォームにおいて、ASEAN諸国の100万ものサプライヤーが中国と貿易を行っている」と説明しました。（殷、kokusei）