会見の席上、李首相は、「双方は、共同で保護貿易主義に反対するとともに、新しい経済のスタイル、新しい業種、新しいビジネスモデルを育てる必要がある。革新と投資などの分野で協力のポテンシャルを深く掘り下げ、より公平な企業経営の環境を整備して、互恵共栄を実現させていく」と述べました。

　一方ターンブル首相は、「中国の企業がオーストラリアに投資することを歓迎する。両国は経済発展の新しいチャンス、新しい業種を利用して、革新と協力を強化し、両国の経済関係を拡大させていく」と語りました。

　また、ターンブル首相は南海問題について「中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）が、南海問題についての対話で成し遂げた積極的な進展を歓迎する。オーストラリアは、南海地域で領有権を主張する国ではない。『南海行動準則』のいち早い可決、関連する争いの平和的解決、そして南海地域の平和と安定の維持を望んでいる」と述べました。（任春生、星）