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中国のコンテンツ産業、東南アジア進出に意欲

2016-08-31 17:17:14     cri    

 中国の民間伝承を題材にした、桂林の山や川を背景に展開する大型野外ショー『印象・劉三姐』。その姉妹編が近日、ベトナムやカンボジアで披露されます。広西チワン族自治区文化庁の責任者が30日に明らかにしました。

 同文化庁によりますと、中国とベトナムの協力による初めての野外ショーのタイトルは『玄珍公主』で、ベトナムのダナン市に設置される野外ステージで、陳朝(現在のベトナム北部を1225年から1400年まで支配した王朝)のお姫様「玄珍公主」がチャンパ王国に嫁ぎ講和を求める物語を描きます。2017年7月に初演を予定しています。

 『印象・劉三姐』は梅帥元氏のプロデュースと映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)氏の演出で制作され、2004年に桂林で公開されました。その成功を受け、中国各地で類似のプロジェクトが次々に始まりましたが、梅氏は一歩進んで東南アジアに視野を広げ、中国発の大型野外ショーの海外進出に向け準備を進めていました。

 また、雲南省の公演団体による現地駐在型ステージ、『アンコールワットの微笑』は2010年にカンボジアで大ブレイクしました。同ステージは500万ドルの投資で成立したもので、コンテンツ産業に特化した雲南省の投資会社とカンボジアの文化、及び観光資源が結合することで咲いた、文化の花といえます。中国のコンテンツ企業が東南アジアに進出した成功例でもあります。

 ステージのみならず、中国のテレビドラマも相次いで東南アジアの国々に紹介されています。去年5月、広西人民放送局の翻訳・制作によるドラマ『三国演義』がカンボジア国家テレビ局のプライムタイムで放送され、短期間で多大な反響を呼びました。

 また、広西テレビが吹き替えと制作を手がけたトレンディードラマ『北京青年』も昨年末、タイで放送され人気を博しています。

 東南アジアの進出に積極的な姿勢を示したのは、国境に隣接する南部各省だけではありません。内陸部のコンテンツ企業も同じく積極的な姿勢を見せています。中部に位置する安徽出版集団は2011年から、シンガポールの友聯書局と提携して123件の図書著作権貿易、28件の雑誌版権輸出案件を展開しました。その内容は文学、芸術、医薬、ヘルスケア、書、絵画、民俗や文化などを網羅しているということです。(Yan、謙)

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