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IOC会長 リオ五輪開催地の選択を後悔せず

2016-08-21 14:35:35     cri    

 リオ五輪閉幕に先立って、現地時間の20日、IOC・国際オリンピック委員会のバッハ会長は、「今回のオリンピックはシンボル的な意義を持っている。問題点が多くあったが、開催地をもう一回選択するならば、IOCは変わらずリオにする」と語りました。

 バッハ会長は「今回のオリンピックはシンボル的なオリンピックだといえる。開催地のリオは多くの社会問題を抱えている。でも、この16日間に、オリンピックは現実から隔離されておらず、幻想的な世界に浸ってもいなかった。このように現実と向き合ったことで、スポーツの役割とその限界を、よりよく理解できた」と評価しています。

 オリンピック施設の建設が大量の公共資源を無駄にしていたという懐疑的な声について、バッハ会長は「オリンピックは、公共交通システムや道路、通信施設を含めたインフラ施設のレベルアップを推し進めた。この点から見て、一層すばらしい都市を残したといえる。首都を、リオからブラジリアに移してから、リオは数十年ぶりに大規模なインフラ整備に取り掛かった」と強調しました。

 ロシア選手のリオ五輪参加の全面的禁止に対し、IOCとバッハ会長は反対しました。その理由について、バッハ会長、「1980年、私は西ドイツ選手の報道官を務めていた。そのとき、モスクワ五輪へのボイコットに反対したが、失敗に終わった。しかし、暫く経つとスポーツは政治に左右されてはならないと、人々は意識するようになった」と示しました。

 最後に、4年後の東京五輪について、バッハ会長は、「五輪を成功させる鍵は、何よりも本当の自分を保つことだ。過去のオリンピック開催地の経験などを参考にしょうとばかり考えてはいけない。オリンピックを、自国の文化と伝統をPRする場にしなくてはならない」と提案しました。(朱)

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