中国の高速列車メーカー、中車長客株式公司がこのほど明らかにしたところによりますと、中国とロシアは、モスクワからカザンまでの高速鉄道プロジェクトを計画通りに進めており、長客株式公司は、ロシアの低温環境に適した高速列車を開発中だということです。

　中国とロシアは2014年に「中国ロシア高速鉄道協力覚書」に調印し、北京からモスクワに通じるユーラシア高速輸送網を設置することになりました。モスクワからカザンまで700キロの区間が、まず優先して実施されます。このために活動グループが設けられ、協力を進めています。

　ロシアの高速鉄道プロジェクトにおける最大の課題は気温です。極端な低温になり、最も低い場合、零下50度前後になります。これを受けて、長客株式公司は列車の適応性を強化する開発を進めています。（MOU、謙）