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中国中央銀行:2015年の中国金融業は全体的に安定

2016-06-28 11:01:35     cri    

 中国人民銀行(中央銀行)は27日「中国の金融安定に関する報告書(2016)」を発表し、2015年の中国金融業は改革が全面的に深まり、金融機構の力が更に大きくなって、金融システムが全体的に安定し、実体経済へのサービス提供能力が高まりつつあると明らかにしました。

 それによりますと、我が国の銀行業は2015年、資産と負債の規模が拡大を続け、農家、農村、農業や零細企業に対するサービスの提供力が高まっているということです。経済上の重要分野や脆弱な部分への融資の拡大を続けることで、発展的かつ政策的な金融機構改革は重要な進展を収めました。銀行業の資本は十分にあり、信用リスクの全体的な制御が可能となっています。一方で、資産の質は下振れ圧力が大きくなりつつあり、貸借対照表(B/S)上に表れない取引のリスクが依然として存在し、民間融資と不法な資金集めのリスクが台頭しているということです。

 報告書はまた、2015年の我が国の証券先物取引業では資産規模が引き続き拡大し、市場の基礎的な制度の整備が進められ、国内の資本市場を開放しつつ、同時に国内資本の海外進出が進んだとしています。

 2016年の金融情勢について報告書は「積極的な財政政策と安定した通貨政策を継続し、サプライサイドの構造改革に力を入れ、質が高く、より効率的で、より公平な、持続可能な発展を促していく」としています。(MOU、謙)

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