習近平国家主席は25日、北京の人民大会堂でロシアのプーチン大統領と会談しました。

　習主席はその中で、「今年は『中露善隣友好協力条約』に調印して15周年、そして『中露戦略協力パートナーシップ』を締結して20周年の年にあたる。この二つの決定は両国と両国国民の根本的な利益につながり、時代の潮流に合った発展に合致したものだ」と述べました。

　また、「近年、両国の人的な交流と文化交流が頻繁に行われてきた。国家や言語、観光、青少年交流などをテーマにした国家レベルの年間活動は成功を収め、両国の多くの国民の相互理解と伝統的な友好が深まった」と表明した上で、「中国とロシアは共同で周辺地域の安全を維持し、重要な国際問題と地域問題に対する協調と協力を強めていくべきだ」と強調しました。

　これに対して、プーチン大統領は「両国首脳による頻繁な接触は、全面的な戦略協力パートナーシップの推進にプラスとなる。現在、両国間の関係発展は全面的かつ迅速に進められており、両国政府間の交流と協力は高い効率で、多くの成果を収めた。中国との間で、それぞれの核心的利益や重要な関心事に対する理解と支持を互いに行えるよう望んでいる」と述べました。

　会談後、両国首脳は「中国・ロシア共同声明」と「グローバル戦略の安定強化に関する中国主席とロシア大統領の共同声明」および「情報ネットワーク発展の共同推進に関する中国主席とロシア大統領の共同声明」に調印した後、経済・貿易、外交、インフラ設備など30余りの分野における協力契約に調印しました。（万、謙）